施設訪問も行っています。訪問型フットケアの足の処置室です

2025/04/11 ブログ

新宿区の施設の方から訪問の依頼があり伺いました。

グループホームや老人ホームなど施設もお客様のお住まい。個人宅・施設関係なく「お住まい」に訪問するのが訪問フットケアの足の処置室です。ご希望によりデイサービスへの訪問も可能ですが、料金設定をしていないため、デイサービスの管理者の方とご相談の上、皆様の不利益にならないような対応方法での提供をさせて頂いております。

病院はお住まいではないことと、より進んだケアを受けることができるのが医療機関で民間のケアは予防的なものを提供するもののため、病院には訪問しておりません。

厚みがある事・まっすぐに伸びていない事から、施設の設備・人員的に対処できないとの事で入居者様のご家族の了承を得たのち、足の処置室にご連絡いただきました。

状況としては爪甲下角質増殖と爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)。

1回の処置では見た目には良くなっても、今後伸びてくる爪は同様の厚みを持った爪になります。

最低でも3回毎月のケアを受けて頂き、新たな爪の伸びてくる状況を見て卒業か否かを判断します。なぜ卒業か?

お仕事を頂けるのはうれしく、末永くお付き合いをしたいという思いもありますが、コロナウィルスなど昨今の状況を考えると、外部の人間が継続的に入り続けるのは良く無いのではないかと考えています。ですので、落ち着いたら、足の処置室は卒業し、施設内で対処をして頂く方向にしたいと思っています。

 

施術に際して可能な限り施設の職員の方にケアのポイントをご説明させていただいております。また画像付きのカルテをお渡しし、ケアの根拠や今後の展開など詳細をお伝えするようにしております。そうすることで、施設内で同様の状態の方がおられた時に対処を施設内で完結できるのではないかと考えています。

爪甲下角質増殖により爪床が圧迫されるたり、爪の厚みにより靴を履いた際趾が圧迫されるという状態は、激痛ではないものの不快だったかと思います。

爪の伸びる方向の変化は母趾だけでなく、第2趾(人差し指)・第3趾(中指)にも見られています。趾先端からの圧やきつい靴下の影響が示唆されますが、一度変形した伸び方は中々元に戻りません。ですが日々のケアでトラブルを回避することはできますし、程度を軽くすることができます。

それら根拠と対処についてもカルテに記載し、施設内で対処できるようお力添えができればと思っております。

お客様より、足のトラブルを抱えた方が受診やサロンに出向くことは難しくどこに相談すればよいのかわからなかったと良くうかがいます。

経済産業省が「爪切りは医療行為では無い」と明言しており、単純な爪切りは診療所・クリニックでは診察時間の関係から対応していないところが多いという現実もあります。歩行に影響する足のトラブルだからこそ訪問での対処が必要だと思い活動しております。

足についてお悩みの方、是非一度お問い合わせ下さい。訪問フットケアの足の処置室は、医療機関や皮膚科専門医との窓口も持っています。対処方法のご提案、足の処置室に対処できない場合でも、一緒に考え解決していきたいと考えています。