足指先が盛り上がり、伸びなくなった爪。対処法次第で伸びる爪に。訪問フットケア。
足の指先の皮膚が盛り上がり、爪が伸びなくなっている方がおられます。その場合ほぼ爪が白っぽくなっているかと思います。
本来爪は、爪の下を走る毛細血管の色が透けてピンク色をしています。
爪が厚くなり爪そのものの色が濃くなるため、白っぽくなっているのです。
時に、黄色っぽいこともあります。
理由は明確ではありませんが、経験上縦や横からの圧が加わっている方に多く見られます。
放置すると爪が厚くなるだけでなく、爪の変形も生じます。また、趾の一番端にある末節骨が上を向き、趾そのものが上を向く様な変形へと繋がります。そのようなことにならないよう、早めに対処していただきたい現象です。この変形
ではどうするか・・・・。盛り上がった部分をテープで引き下げる。4か月弱継続的に行っていただいたことで、爪が盛り上がりを乗り越えることができ、ました。あともう一息。
年齢を重ねるとともに麻痺があったり、装具などを使用していると特に足のトラブルが生じやすいようです。
私がフットケアを学び始めたのは、訪問看護やデイサービスで働くようになり、「転んだら大変。歩けなくなったら大変」と言うご利用者様の声からでした。
理学療法士は歩行訓練を行うことで「歩く・動ける」ことを支援しているのですが、看護師にできる支援は……。
歩くためには足の筋力や体幹の姿勢維持の力・バランスをとることが必要でです。
歩くためには・体重を支えるためには、土台となる足の裏や趾の状態が良く無いと立てませんし、前に進むことも容易ではありません。
いくら前に進めても、すり足で歩幅が狭いと転ぶリスクも高くなりますし、ふくらはぎを使えないすり足では浮腫みやすくなります。
「歩く=動ける」ことをお手伝いしたいという思いで、皆様のもとに訪問しております。