足専門の下北沢病院での自費フットケア~東京フットケア協会&フットアドバンス
東京フットケア協会のフットケアスクールで非常勤講師をしつつ、訪問フットケア「足の処置室」を展開している村田と申します。
先日フットケア協会代表が行っている、下北沢病院での自費フットケア事業のアシスタントとして同行いたしました。
「病院でフットケア?病院の看護師さんがやってくれればいいじゃない?」
とお考えになる方も多くおられると思います。
病院は医療的な処置をすることが主です。
化膿したり炎症を起こして薬が必要な場合や、はたまた手術が必要であったり。
でもすべてを医療従事者が行うには医師・看護師は忙しい。
医療行為を含まない爪切りは、自費にはなりますがセラピストによる爪切りで対応できるのです。
一般的にフットケア(爪切り)は医療行為の範囲がどこまでなのか、どのようなことをしてくれるのかあまり知られていないのが現状です。
デイサービスを利用している要介護の方が「職員から爪が切れないから皮膚科に行って」と言われた、というお声を耳にします。
送迎付きのデイサービスを利用している方とそのご家族にとって、受診という行動そのものも大変です。そして診察を待つ患者様がたくさんおられる中、爪切りのために先生が時間を割くことは中々難しく、かといって看護師全員が厚くなった爪や変形した爪を切る技術を持ち合わせているかというとそうではありません。
私自身看護師ですが、フットケアスクールでドイツ式フットケアの技術を学びました。看護学校では習得できない技術だからです。
病院内でケアを受けるメリットは、ケア中医療処置のほうが適していると判断されたらすぐ医師に繋いでくれる・連携が取れているという安心感がある事。
でも、足が悪い・爪がおかしくて歩くのが大変という方は通院も難しいと思います。だから看護師でもありフットケアの専門認定資格を持った人材による訪問・出張のフットケアなのです。
フットケアは単に爪切りではありません。足の柔軟性や骨格の異常なども見極め、必要なアドバイスをしつつ正常な足の状態に近づけるのがフットケアです。
時間経過とともに変形した爪を見た目整えても、伸びてくる方向性が変わってしまったものは一足飛びに改善はできません。毎月お手入れをしながら、爪の伸びる向きを修正していきますし、原因が取り除けないと修正もかないません。
ご自身とご家族、医療・介護関係で関わっている方たちの協力があって歩ける足が作られ、維持できるのだと思います。
いつまでも自身の足で歩けることを目指し、お手伝いをさせていただく為の訪問フットケアです。健康維持のお手伝いをさせていただければ嬉しく思います。