巻き爪にもいろいろ。歩かないことも原因です。爪切りで巻き爪対処。
2020/12/17
ブログ
爪は本来巻きたい性格なんです。
歩いていることで床からの圧力を爪が受け取り、床を蹴って前に進むことができるのですが、床を蹴るという反発の力で爪は巻かずに軽い湾曲を保てています。
湾曲は衝撃を和らげるために必要なのですが、指を使わないこと・無い寝たきりで足を使わない状態では巻きやすいのです。
もちろん適度な長さに整えておくだけでも予防はできますが、ケアをしなかったことで、爪床から離れた爪は乾燥しより巻いてくるのです。
切ってみると、見事に爪のっ食い込んだ後が残ってしまいました。一部化膿もしていました。皮膚の弾力性が乏しいご高齢の方は、これもなかなか取れません。指の皮膚の形状は指が正しく伸びるために必要なのですが、圧迫の為皮膚組織がない状態だとその皮膚に沿って爪が伸びてくることになります。
なので、定期的なケアが必要です。
この方はほぼ半年で整い2か月に1回の訪問程度でよい状態となりました。
が、ご希望で現在でも毎月1回訪問させていただいています。
足の爪は1か月に1㎜程度しか伸びません。ですので、変形や巻き爪の状態が改善するまでは「月に1回?!」と衝撃を受けるかもしれませんが、歯医者さんと一緒です。改善されたら、定期健診的に2~3ヵ月に1回になるので大きなトラブルになる前に、足元にちょっと関心を向けていただければと思います。