看護師で足・爪の専門家。巻爪だけでなく訪問爪切り・訪問フットケアでいること。
2020/05/29
ブログ
訪問看護のスタッフとお話した中で、モヤモヤすることがありました。
愚痴です。吐き出したくなってしまいました。
「爪が切れないから切ってくれる人はいないか」「爪が当たって痛い。何とかして」という思いから、私のところにたどり着く方が多くいらっしゃいます。
私は訪問看護師でもあります。本当は訪問看護の中で、足・爪・タコをきちんとケアしたいのです。ですが、訪問看護師は業務が多く、足の事まで見ていられない・ケアできないのが現実。だから起業しました。
足の裏を含め膝から下は、家でいうと基礎と大黒柱だと思うのです。
上に立っている建物をいくら強化しても、柱や基礎が軟弱だと家は傾き潰れてしまいます。
よほどのケガや疾患でない限り、足は皆あります。
訪問看護でアロマオイルを用いた緩和ケアを推奨しているところもありますが、「緩和ケア」はメインは癌に対する痛みや精神的苦痛の緩和が目的。
癌患者は多くなっていますが、がん患者様にも足はあります。癌患者様以外、大きなケガや病気でない限り足はあります。
そして訪問看護を受けなければならない方々は、病院に出向くことが大変な方が多い。訪問看護で足のケアが当たり前の世の中になればいいのに。
介護負担の軽減もありますが、人の尊厳としていつまでも自身の脚で歩ける人生のために。