自費でのフットケア訪問から介護保険でのフットケアに。訪問看護でのフットケア!

2020/03/25 ブログ
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都内にはフットケアに力を入れている訪問看護ステーションもいくつかあります。

私も以前所属していた訪問看護でフットケアを進めたいと思っていました・・・が、フットケアの中で最も需要のある「爪切り」は介護職の方でも行える療養上の世話。看護師は医療行為を主に行うべきという考え方に押し切られて泣く泣く意見を引っ込めることに。

「歩けなくなったら困るから、歩かせて」とおっしゃるリハビリテーション希望の方は多くおられます。

歩けば歩行機能は維持できるのでしょうか?私は、歩くために体重を支えるために必要な足底部・爪・指の変形などについて評価を行い適切に整え、並行して筋力をつけていく必要があるのではないかと考えます。

看護師・理学療法士の養成機関では最近フットケアについての勉強が取り入れられるようになりましたが、まだ少数です。

既に資格を持って仕事を行っている方の中には「何それ?」とおっしゃる方もおられる悲しい現状。

片麻痺があるご年配の一人暮らしの方は、爪を整えること・拘縮を進行させないことは至難の業。訪問看護でもっと当たり前に大フットケアが行えると、介護予防が格段に進むと思うのです。

かといって訪問看護師は何でも屋で足の事だけ見ているわけにもいかない。私的見解ですが、技術を習得してもそれをされに研磨する機会というのは少ない。だから、私は起業したのです。

可能なら、技術・知識のあるセラピストにフットケアに関してだけ仕事を依頼するというのはダメなのでしょうか。

技術・知識のある看護師セラピストが、組織の中だけでなく外に出て働く形ができる事が私の願いです。

そんな仲間の輪を広げつつ、日々足を見つめています。