介護保険と訪問看護とフットケア。たかが爪切りですが。
2020/03/12
ブログ
訪問看護師として毎日働いていた時、どのように対処したらよいのかわからない爪や巻爪で化膿してしまった指を目の当たりにしました。
爪切りは療養上の世話の一つですが、養成機関では爪切りなんて教わりません。それに、爪よりまずは食事・排泄・清潔の日常生活の支援、健康状態のチェックとアドバイスなどやるべきことが山積で時間も取れずモヤモヤとした日々を過ごしていました。
大変な爪は皮膚科の先生にお願いしたいところですが、巻爪矯正をはじめ爪に関することはほぼ自費になります。持病や状況によっては保険適応にもなりますが、複雑で私にもよくわかりません。
そこで訪問看護師として働きながら、技術を身に着け必要な方には主治医の先生に「フットケアが必要」と指示を頂いて、介護保険でのフットケアをしたいと思いました。
ところが、認定資格を取っても車で言う「仮免許」か「ペーパードライバー」の状態。訪問看護師として働きながら…では技術が磨けない。
本当は訪問看護師・訪問介護福祉士に必要な技術ではないかとおもうのです。でも、現場と所属する環境・優先すべきサービスなどから、技術を身に着けることも身に着けた技術を発揮することもままならないジレンマ。
そこで、フットケアボランティア・フットケアスクールのアシスタントを経て起業した次第です。
そんな足の処置室に、あなたの健康な足作りのお手伝いをさせていただけると嬉しく思います。