毎月ご用命くださっています。皮膚科の先生も切ってくれなかった爪。

2020/02/25 ブログ
変形したゆび・変形した爪

ケアマネージャー様より依頼を受けて訪問させていただいている方です。かれこれ9か月のお付き合いになります。

初回の訪問で、「次はいつ来ていただけるかしら」と嬉しいお言葉を頂きましたが、訪問看護・皮膚科の往診を受けておられたため、当初は2か月から3か月に1回、それも訪問看護師さんが手に負えないときお声をかけていただければ訪問しますとお伝えしていました。介護保険で対応していただけるほうが、負担が少ない為です。

しかし往診の先生は「足に触れると痛がるし嫌がるからやめておきましょう」と炎症を生じている足の指に抗生物質の軟膏を処方するのみ。看護師は、触れると痛身を訴えるため薬の上塗りで、炎症を抑えようとしていました。同じ看護師資格を持つものとして悲しかった…。crying

3か月たっても音沙汰がないため気になり、ご連絡したところすぐにでも対応してほしいとの事で、以後毎月訪問させていただくようになりました。

薬の上塗りと蒸れで爪が脆くなっていたこともあり、慎重に少しずつ整えていきました。爪が食い込み何度も炎症を起こし、痛みに対しての恐怖心から触られるだけでも痛いとおっしゃるっておられ、ケア用の器具が皮膚にあたるだけで「痛い」とおっしゃる状況でしたから。

ケア訪問をさせていただくようになり、炎症が起きなくなったこともあり余分な薬をつける必要はなくなり、指の色もきれいになりました。

爪で圧迫され弾力の乏しい皮膚は圧迫の跡が残っていましたが、本来の指の形を取り戻しつつあります。

寝たきりでお過ごしですので、余計に痛みに対して不快感をお持ちだったことと思います。手も足も指先というのは感覚器官でもあり敏感な場所。

歩かないから放置ではなく、目が行き届かないところなので注意が必要な部分ではないかと思います。

2か月に1回の訪問を提案してみましたが、「来てもらえると安心なので」と毎月訪問させていただいています。

押し売りはいたしません。提案をさせていただき、ご納得いただける状態で医療従事者としての知識をもとに、足の専門家としてよりお客様の生活に寄り添った関りを大切にしたいと考えています。

変形したゆび・変形した爪処置後